Interview

映画 しあわせのパン

映画の中での役割は?

原田知世さんが料理を作るシーンが多いのですが、その料理を作ったり、素材集めだったり、全般的に料理の裏方です。素材集めのベースは近所の農家さんや、私が昔からお世話になっている農家さんだったりです。台本をいただいた時に秋の料理は里イモのコロッケがあったのですが、里イモは北海道にはないので、ユリ根のコロッケにしたほうがいいのではという提案をしたりもしました。オール北海道にこだわった映画でしたので、地元の人が見ても不自然ではないようなアドバイスもしましたね。

映画の中に登場する食事メニューは?

春夏秋冬ごとにお客さんが来るという内容で、どこのシーズンでもパンとセットでスープが出てきました。それぞれのシーンに出てくる人とメニューがリンクしているんです。夏はパーティーのシーンが多かったのでズッキーニのラザニアなど華やかなメニュー作りが多かったです。野菜の色がキレイなので、料理でいかに印象的な映像にすることを考えたり、北海道は夏にとれる野菜が多いので、できるだけ多くの種類を見せたかったんです。

【映画の中のキーワードとなるメニュー】

かぼちゃのポタージュ:
ゆっくりと炒めた玉ねぎを隠し味に。
しかし、ストーリーにはもう一つのかぼちゃのポタージュが登場します。

冬野菜のポトフ:
ニンジン、ジャガイモ、玉ねぎなど”根っこ”の野菜が体を温めてくれます。
ダッチオーブンでストーブにかけてコトコトと。
時間がかかった分、愛情もゆっくり伝わります。

食材集めのこだわり

春・夏・秋のシーンは9月に撮影したので、春のアスパラはほぼない時期。ですが、知り合いの農家さんから、やっと手に入れたアスパラが想像以上に太いものが届いたので嬉しかったです!ジャガイモは逆に収穫時期が早かったり、ユリネも土がついたまま欲しいという事だったので、掘る時期にはまだ早かったけど、なんとかお願いして農家さんに分けてもらいました。マルシェのシーンでは本当に多くの生産者の方々の野菜が登場しますのでぜひ注目してください。

実際に映画を観た感想

公開前に2回見ていて、1回目は“自分の料理!!”と思って見たせいか、正直、あんなに作ったのに、料理のシーンが少ない…と思ってしまったのですが2回目は全体的に見れたので、食べ物とストーリーのバランスがいいなと思って見れました。本当にいいお仕事を紹介してもらったなと思っています。